こんにちは、いまいです。
10月も中旬になりましたね。当サイトも開設して2週間がたちました。なんか上手く文章が書けませんが、皆様に読んで頂けるように頑張りたいと思います。巷では東京も含めたGO TOキャンペーンが始まり(実はGO TOの詳しい内容はあまり理解していない、笑)人の活動が活発になってたきました。そして相変わらずのコロナ禍、早く終わってくれ!!
ふと思ったんですが、みなさんどうして日本語教師になったんでしょう?
前回、実録日本語教師の本音ということで、コロナ禍の影響について数名の先生にインタビューしましたが、意外と好評だったので第二弾のインタビュー記事にしようかと思います(笑)
題して、実録!あなたはどうして日本語教師になったんですか?日本語教師の本音。
質問は次の2問にします。
- どうして日本語教師になったんですか?
- 実際に日本語教師になってみてどうですか?
この際ジャンジャン聞いてみよう。日本語教師になったきっかけは人それぞれだと思います。どのような経緯やきっかけで、この道を目指すようになったのか?みなさんの本音を聞いてみたいと思います。
あなたはどうして日本語教師になったんですか?日本語教師の本音。
東京都在住:A先生(40代・女性)
★私は、今から12年前に日本語教師になろうと決心しました。当時は結婚してはいましたが、子供はおらず某企業で事務職をしていました。町内会の夏祭りのイベントに手伝いに行く事になり、そこで近所に住む韓国人女性と知り合い、仲良くなりました。その方から「日本語を教えて欲しい。」と頼まれて、教えたのがきっかけです。当然、上手に教える事ができなかったのですが、その時にきちんとした教授法や技術を学びたいという思いが芽生えました。ちょうど、夫がベトナムへ海外赴任するということもあり、現地で日本語を教えてみたいと思い勉強を開始しました。
★毎年、色々なタイプの学生が入って来て楽しいです。以前は授業の準備がとても大変でしたが、最近は少々慣れて楽になりました。卒業式の時などに、感謝の気持ちを伝えられると嬉しいものです。そんな時、辛かった事も吹っ飛んでやりがいがあると感じます。
大阪出身、東京都在住:R先生(30代・女性)
★父親が高校で教員をしており、母親も中学校で教員をしています。そんな父母の背中を見て育ちましたので、教員になろうと思っていました。当初は日本人を教えようと思っていました。元々語学が好きで、大学時代にドイツやアメリカへ留学した時に海外の学生に日本語を教えたいと思うようになりました。大学、大学院に通っている時に日本人向けの進学塾で講師をしていましたが、受験戦争的な感覚を嫌って日本語教師になろうと思いました。また、海外へ行きたいと考えていましたので、海外で仕事をするという観点から考えてこの仕事を選びました。
★現在、専任でやらせていただいておりますが、思った以上に忙しいです。やりがいもありますし、学生達はかわいいと思います。留学生にもやはり進学があって、程度こそ違えど受験戦争からは逃げられませんでした(笑)海外で教えたいという思いは今もあります。
熊本県出身、東京都在住:Y先生(20代・女性)
★知人が日本語教師をやっており、その方に勧められたのがきっかけです。大学も語学系でしたし、非常勤なら時間を有効に使えるという点が魅力でした。将来的にも長く続けられる仕事だと思い養成講座に通い始めました。
★時々、性格的にしつこかったり面倒臭い学生に手を焼いています。また、皆が皆、真面目に勉強をしに来ているわけではなく、アルバイト漬けで学校は「睡眠ぐスクール」の人もいるという事を知りました。やる気の無い生徒は困ります。授業の準備に意外と時間がかかりますので、通勤等の時間はできるだけ少なくしたいです。現在の職場は家から5分ですので、近くていいですね。非常勤で収入面では安定していないので、他に副業を考えています。
静岡県出身、東京都在住:C先生(20代・女性)
★高校生の頃から海外旅行に行くのが好きで、大学も国際関係学部を選びました。特に大学の時にネパールへ行ったことがとても印象的で、その時から海外の人々と関わり合う仕事に着きたいと思っていました。日本語を外国人留学生に教える「日本語教師」という仕事があると知り、この資格を取って外国人に日本語を教えようと思ったのがきっかけです。勿論、「日本の言葉」自体が好きだったことは言うまでもありません。今でもちょっとした「言葉遊び」みたいな物は好きですよ。
★やる気の無い学生が多いと困りますね。自分の言葉が届かないと本当に辛いです。今、担当しているクラスは集中力も高く、言うことをよく聞いてくれるのでとてもやり易いです。常にこうだといいんですが、現実はなかなかうまくいかないものです。軸がぶれないように頑張るだけです。コロナ禍で授業のコマ数が減ったので、色々と他のことにチャレンジしています。あと、お笑い番組がとても好きです。吉本系も大好きで、ありとあらゆる番組チェックしています。好きすぎて最近では、どうして大阪で生まれなかったのかと悔やんでいるほどです。
東京都在住:H先生(年齢不詳・男性)
★十数年前に友人を通じて現在の日本語学校の校長先生を紹介してもらいました。その時、こんな業界もあるんだと留学生相手の仕事に大変興味を持ちました。学生時代に進学塾で講師のバイトをしており、そこである程度高い評価を受けた経験がありましたので多少は自信がありました。当時は全然違う職種の仕事をしていました。住宅ローンを抱えていましたので、早く完済したくて週5で会社に出勤して残業、残りの休日2日も秘密のバイトをしていました。ちょっと疲れていたかもしれません。いつの間にか、留学生をサポートする仕事に大きな魅力を感じる様になっていました。そしてローンに目処がついた頃、偶然にも再び校長先生にお声がけ頂き説明を受け、養成講座に通い始めました。その後養成講座終了と同時に転職。校長先生の下で即日本語教師デビューしました。
★事実として、稼げる職種では無いと思います。しかし、やりがいの面では大きなものがあると思います。日本に来て右も左も分からない外国人達ですから、ビックリするような事もしょっちゅう起こって面白いですね。学生から感謝の言葉を貰えると嬉しい限りです。毎年新しい出会い、まさに人間の異文化スクランブル交差点です(笑)ただ、業界自体が脆弱であり、入国管理局の方針で右往左往しなければならないのは残念な限りです。今回のコロナ禍による入国禁止措置で、多くの日本語学校が経営上の危機にさらされている事実も見逃せません。
皆さんの本音、総括します。
大体、共通点は以下の三点になってくるんじゃ無いでしょうか。中にはいつの間にか脱線して、お笑い芸人になりたそうな方もいらっしゃいましたが(笑)色々なところから、色々な理由で皆さん日本語教師になっているんですね。人はそれぞれ十人十色です。自らの目指すところへ向かって頑張りましょう!
- やりがいがある。(収入面では不安あり。)
- 外国人や海外文化と関わったことがある。関わりたい。
- コロナ禍による入国制限で少なからず影響を受けている。
いまいでした。