いまいいちろうのパワースポット巡礼(9) 東京都文京区 小石川後楽園

いまいです。

前回は柳沢吉保の作った六義園をご紹介しました。今回は六義園と並び、江戸の二大庭園とまで言われていた小石川後楽園に行って来ました。こちらは水戸の徳川家、あの黄門様のお庭です。急げ!早くしないと紅葉が散ってしまうということで、猛ダッシュ!

いまいいちろうのパワースポット巡礼(9)は文京区小石川後楽園です。アクセスはとても良く、水道橋駅もしくは飯田橋駅から歩いてすぐ、東京ドームシティのお隣さんです。Webサイトでは「散り始め」とも…。さあ、果たして庭園パワーで癒されることはできるのか?紅葉ラストチャンスに行ってみよう。

うおぉぉぉぉ!凄すぎる紅葉!

小石川後楽園とは

江戸時代初期、寛永6年(1629年)に水戸徳川家の祖である頼房が、江戸の中屋敷(後に上屋敷となる。)の庭として造ったもので、二代藩主の光圀の代に 完成した庭園です。光圀は作庭に際し、明の儒学者である朱舜水の意見をとり入れ、中国の教え「(士はまさに)天下の憂いに先だって憂い、天下の楽しみに後 れて楽しむ」から「後楽園」と名づけられました。
庭園は池を中心にした「回遊式築山泉水庭園」になっており、随所に中国の名所の名前をつけた景観を配し、中国趣味豊かなものになっています。また、当園の特徴として各地の景勝を模した湖・山・川・田園などの景観が巧みに表現されています。
この地は小石川台地の先端にあり、神田上水を引入れ築庭されました。また光圀の儒学思想の影響の下に築園されており、明るく開放的な六義園と好対照をなしています。
なお、当園は昭和27年3月、文化財保護法によって特別史跡及び特別名勝に指定されています。特別史跡と特別名勝の重複指定を受けているのは、都立庭園では浜離宮恩賜庭園と当園の二つだけです。全国でも京都市の鹿苑寺(金閣寺)、慈照寺(銀閣寺)、醍醐寺三宝院、奈良県の平城京左京三条ニ坊宮跡、広島県の厳島、岩手県の毛越寺庭園、福井県の一乗谷朝倉氏庭園を合わせ9ヶ所だけです。
公益財団法人東京都公園協会 公園へ行こう 小石川後楽園

 

「回遊式築山泉水庭園」です!

大泉水(だいせんすい)


琵琶湖を表現した景色を造り出したもので、中央に蓬莱島と徳大寺石があります。この池で優雅に舟遊びをしていたとのことです。

小廬山(しょうろざん)


中国の有名な景勝地である廬山に似ているということから林羅山が名づけたものです。
その名の通り、小さい廬山ですねー。山頂からは庭園全体を見ることができるようになっています。

大堰川(おおいがわ)

京都の西の嵐山を流れる大堰川に似せて作ってあります。神田上水からわざわざ水車で水を汲みあげて流していたとのことです。

屛風岩

渡月橋

得仁堂(とくじんどう)

光圀18歳の時、真面目になった時ですね!史記の伯夷伝の伯夷(はくい)、叔斉(しゅくせい:伯夷の弟)の木造を安置したというお堂です。孔子が彼ら二人のことを『求仁徳仁』と言ったことからといいます。

円月橋(えんげつきょう)


光圀が招いた明の儒学者朱舜水が設計したといわれるアーチ型の石橋です。水面に映る姿が橋と合わせると満月のように見えるということからこの名前がつけられました。

徳川光圀

徳川光圀は、ドラマなどで『水戸黄門』と呼ばれて親しまれている水戸藩第二代藩主のことです。
水戸藩初代藩主・徳川頼房の三男であり、徳川家康の孫にあたります。『黄門(こうもん)』とは中納言の官位の人物が辞任後に呼ばれる「尊称」です。諡(おくりな)は義公(ぎこう

少年時代は街で刀を振り回し、辻斬を働く、吉原通いなど、不良の行動や奇行が多かったということです。
ところが18歳の時に、司馬遷の『史記』伯夷伝を読んで感動し、それまでの素行を悔い改めて学問に精を出すようになりました。
水戸藩主としては殉死の禁止令、笠原水道の敷設や寺院の整理、農民救済を行いました。また徳川一門の長老として幕政や将軍綱吉にも強い影響力を持っていたといいます。5代将軍徳川綱吉の出した「生類憐みの令」に反対し、牛肉・豚肉・羊肉などをわざと食べていたといいます。更には、野良犬20匹分の毛皮を綱吉に献上したという逸話もあるくらいです。

1657年に『彰考館』を設置して『大日本史』の編纂を開始します。儒学を奨励し1665年には儒学者として高名な朱舜水(明の遺臣)を招いて、水戸学という学問一派の基礎を作りました。
「名君」と呼ばれ、人気や知名度は高く、亡くなった際には、『天が下 二つの宝つきはてぬ 佐渡の金山 水戸の黄門』という狂歌が流行したということですから凄いですね。

徳川光圀はとても好奇心が強いお殿様だったようです。特に海外の文化や舶来品に強い興味を示し、オランダ製の靴下を履き、インコを飼っていたといいます。招いた明の儒学者、朱舜水からは、中華麺(ラーメン)の作り方を学び、これを自分流の「うどん(後楽うどん)」として作っては客人や家臣に食べさせていたそうです。美味かったのかは謎?あとは餃子、チーズ、牛乳などを日本人ではじめて飲食しちゃった人物であるとも言われています。また、ワインが大好物だったらしいです。洒落た殿様ですねー、人気あるのも頷けます!!

動画はこちら↓

 

茶店で休憩です。徳川将軍コーヒー!

なんと、名前は徳川将軍コーヒー!!

将軍気分で一服いたしました。

徳川将軍珈琲 購入900円!

パンフレットもらいました!

サザコーヒー HP

おいしいコーヒーの飲み方も!

徳川光圀は、兄松平頼重(讃岐高松藩主)がいたにもかかわらず水戸徳川家を継ぎました。実兄を差し置いて後継者になったことを気にして、兄の子を自分の後継者として水戸藩を継がせることにし、自分の子は兄の讃岐高松藩を継がせました。律儀でございますなあー。素晴らしい、善行!

いかがだったでしょうか?小石川後楽園は今が見頃です!まあ、なんといっても紅葉が凄い!さすがは大名庭園という感じでした!

いまい流運気UP率:超爆上がりで癒された!!

VR(Virtual Reality)仮想現実 紅葉見物で!

紅葉を楽しんでいただければ幸いです。外出できない方にも、VR(仮想現実)感覚で見て欲しいです!他にも写真がありますので、折を見てUPしていきますねー。

いまいでした。